悲哀の仕事が終わるころ
私はウーロンが11月21日に旅立ってから、泣かなかった日は今まで1日もありません。
もっと言えば、もうお別れが近いと認めざるを得なくなった旅立ちの1週間前からです。
ウーロンの旅立ちの前後1週間が1番辛い日々でした。
前と後では辛さの種類が違いますけれどね。
"前"の1週間は穏やかな日々だったんですよ。
病院の先生からは「食べないようだったら点滴に連れてきてください」と言われましたが、病院には行きませんでした。
もちろん、苦痛がある場合には最大限その緩和に努めるつもりでいました。
心臓を患っていたため、咳や呼吸困難を恐れていましたが、それもありませんでした。
ウーロンはほとんど寝たきりの状態にもかかわらず、日向ぼっこができる時間になると一生懸命起き上がりました。
毎日、毎日、日向ぼっこしました。

ただ、それはそれで、だんだんと弱っていく姿を見ているというのは、息苦しくなるほど辛く感じたこともありました。
そんな時は、「ウーロンは苦しんでいない、ウーロンは穏やかに過ごしている」と何度も何度も呪文のように唱えていました。
旅立ちの後、3週間ほどは、外出の時はウーロンの首輪が手放せませんでした。
外にいるとき言いようのない不安に陥ると、ポケットの中のウーロンの首輪をギュッと握りしめて心を落ち着けていました。
ウーロンがいないということがしっくりこない日々は終わり、
ウーロンがいないということが、自分の中に染み込んできていることを認識した時もショックでした。
つい2、3日前まで、どうしても"前"の1週間の辛さから抜け切れずにいたんですが、ふと、気付きました。
ただ、ただ、穏やかに何もせずに過ごさせてあげることができた人間は、私だけしかいなかったんだなーと。
私はちゃんと"ウーロンのおかあちゃん"が出来たんだなーと。
このときは、今までとは違う涙が出ました。
そうそう、小笠原諸島に突如現れた例の島。
あの島って11月21日に現れたんですってねー。
ウーロンの旅立ちの日でした。
西ノ島とくっついて新たな名前が付く可能性は低くなっているようですが、私の中では、あの島は「ウーロン島」です。
朝、私はまだ暗いうちに起きます。
外に出て、月を探して「ウーロン!おはよう♪」と言い、
ほぼ真上に輝いている北斗七星にも「ウーロン!おはよう♪」と言います。
曇っていて見えないときは、「見えないけれど、ウーロン!おはよう♪」です。
散歩中に見る朝焼けにも、冷たい空気にも「ウーロン!おはよう♪」です。
何度も何度も、「ウーロン!おはよう♪」です。
いつかこの「悲哀の仕事」が終わって、心の整理がついたら、
ウーロンはお骨は土に還そう・・・と思います。
もっと言えば、もうお別れが近いと認めざるを得なくなった旅立ちの1週間前からです。
ウーロンの旅立ちの前後1週間が1番辛い日々でした。
前と後では辛さの種類が違いますけれどね。
"前"の1週間は穏やかな日々だったんですよ。
病院の先生からは「食べないようだったら点滴に連れてきてください」と言われましたが、病院には行きませんでした。
もちろん、苦痛がある場合には最大限その緩和に努めるつもりでいました。
心臓を患っていたため、咳や呼吸困難を恐れていましたが、それもありませんでした。
ウーロンはほとんど寝たきりの状態にもかかわらず、日向ぼっこができる時間になると一生懸命起き上がりました。
毎日、毎日、日向ぼっこしました。

ただ、それはそれで、だんだんと弱っていく姿を見ているというのは、息苦しくなるほど辛く感じたこともありました。
そんな時は、「ウーロンは苦しんでいない、ウーロンは穏やかに過ごしている」と何度も何度も呪文のように唱えていました。
旅立ちの後、3週間ほどは、外出の時はウーロンの首輪が手放せませんでした。
外にいるとき言いようのない不安に陥ると、ポケットの中のウーロンの首輪をギュッと握りしめて心を落ち着けていました。
ウーロンがいないということがしっくりこない日々は終わり、
ウーロンがいないということが、自分の中に染み込んできていることを認識した時もショックでした。
つい2、3日前まで、どうしても"前"の1週間の辛さから抜け切れずにいたんですが、ふと、気付きました。
ただ、ただ、穏やかに何もせずに過ごさせてあげることができた人間は、私だけしかいなかったんだなーと。
私はちゃんと"ウーロンのおかあちゃん"が出来たんだなーと。
このときは、今までとは違う涙が出ました。
そうそう、小笠原諸島に突如現れた例の島。
あの島って11月21日に現れたんですってねー。
ウーロンの旅立ちの日でした。
西ノ島とくっついて新たな名前が付く可能性は低くなっているようですが、私の中では、あの島は「ウーロン島」です。
朝、私はまだ暗いうちに起きます。
外に出て、月を探して「ウーロン!おはよう♪」と言い、
ほぼ真上に輝いている北斗七星にも「ウーロン!おはよう♪」と言います。
曇っていて見えないときは、「見えないけれど、ウーロン!おはよう♪」です。
散歩中に見る朝焼けにも、冷たい空気にも「ウーロン!おはよう♪」です。
何度も何度も、「ウーロン!おはよう♪」です。
いつかこの「悲哀の仕事」が終わって、心の整理がついたら、
ウーロンはお骨は土に還そう・・・と思います。
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